2021/04/17
リモートワークのメリットデメリット
外資系コンサルティング会社で長年働いてきた筆者の視点から、今回はコロナ禍での働き方についてお話します。今回はメリット編です。
最も働き方として変化があったのは言わずと知れたリモートワークです。
(当然ながら、リモートワークができない職種の方からすると何も変わっていません)
筆者から見たリモートワークは、大きく以下効果があったと認識しています。
-メリット-----
① コロナ前より、職場の同僚が寛容になった
② 移動時間(通勤、会議移動、アポ訪問)が減った
③ 会議場所予約の労働が減った
④ 会議資料の紙印刷が減った
⑤ 働かない人が明確になった
-デメリット-----
⑥ 認識齟齬が多くなった
⑦ 仕事だけでは作れない信頼関係の構築が難しくなった
⑧ 大きな声で話す場所を選ばなければならなくなった
⑨ ホワイトボードを使えなくなった
如何でしょうか?
正直20年前のSEだったことの社会人1年目だった筆者が、
「調べ物があるので、PHSの通信量では遅いので、家のADSLで調べてから出社します」
※この時点で若い方たちは何を言っているのかわからないかも。。
と言おうもんなら。
・家で仕事するって楽するつもり?
・調べものって、家で音楽聞いてTV見ながらするんでしょ?
・PHSが遅くても職場がそういう環境なら出社すべきでしょ?
・サボろうとしてんじゃねーよ。寝てるんだろ?9:00までに這ってでも会社に来い!
と先輩社員からマシンガンが飛んでくる状況でした。
それが、リモートワークになってからは
・会議中子供の泣き声がする
・会議中、背景に家族の方が移る
・ネットワークが悪くて固まる
となっても、ほとんどの人が怒らない。①ですね。
ギスギスしていた会社の雰囲気は、寛容にはなっている現象が起きています。
また、つど会議室の予約を取るため、予約が重なったりしてトラブルになったりもTV会議なのでないです。
大手企業だと社内会議室の移動時間でさえ、ビルからビルへ道路やエレベータの込み具合によっては10分かかったりして、その間の資料印刷準備なども含めて30分前から用意していたが、TV会議だと移動時間なし、資料印刷もなし、なんて素晴らしいことでしょう。
(②~④)
そして企業側の最大のメリットは、アウトプットで評価するしかないですから、⑤のアウトプットを出さない人が明確になったことも重要です。
次回はデメリット編です。